シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

「ゼロ」堀江貴文という男【要点まとめ・レビュー】

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文 著

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

満足度 ★★★★☆

本書には,堀江さんの生き方が詰まっている。堀江さんの幼少期から今に至るまで,その時の考えや行動が描かれており,この壮大な物語から読者も得られることが大きいのではないかと思う。

【感想】

堀江さんは,昔からそこまで才能に溢れていたり,良いところの子であったりしていない事を知った。じゃあなんで今はここまですごいんだと思った時に,この物語を見ればここまで辿り着いた理由も少しわかった気がした。小さな成功体験を積み上げていたのだ。焦って結果を出そうと掛け算しても,元の自分がゼロだからゼロのまま。最初のゼロからイチは足し算,小さな成功体験でイチを積み重ねていく。積み重ねたものが大きければ,掛け算した時にもっと大きくなる。私は,自分のやりたいことがよく分からなかったり,自分に自信がもてない部分がある。自信がないのは経験が無いからだ。挑戦して,全力で駆け抜ける,その先には成功がある。この経験を積むことで自信にも繋がる。挑戦をするためには,挑戦するノリの良さや,没頭すること,「できない理由」でなく「できる理由」から考える意識が大事だと感じた。また,思考停止して考えることを止めたオヤジ化はしたくないと思う。私も,小さくていいからまずは成功体験を積み重ねていくことから始めようと思った。そのための第一歩として自分を信じて,自ら能動的に情報を掴みに行こうと思う。