シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

「入社1年目の教科書」理系の就活生が読んだ【要点まとめ・レビュー】

入社1年目の教科書  岩瀬大輔 著

入社1年目の教科書

満足度 ★★★☆☆

私はもうすぐ就活が始まりまります。そんな中読んだのが入社1年目の教科書。ちょっと気が早いかも知れませんが,今読んどくと就職後のイメージもついて良いこともあるかなと思って読みました!

【感想】

本書には,仕事をする上で絶対に意識しておきたいような内容が多く書かれていた。私が最も重要だと思った事は"50点でいいから出す"という事だ。とりあえず出す事で,いち早くフィードバックが得られて自分のベクトルを正しい向きに変わり,良いものが早く仕上がる。もちろん自分で考えて精度をあげる事は大事ではあるが,最初から100点を出そうとしたところで,時間ばかりがかかり,客観的視点も得られない。だから,自分で考えられるところはしっかり考え抜いた上で,少しずさんでも早めに出す。これが重要だと感じた。この事は"質問力"にも通じる事だと感じた。他にも「つまらない仕事など無く,自分で面白さを見出す」という考えや,頼まれたら絶対にやり切る姿勢,メールやノート術,新人でも必ず発言する事や準備の徹底など,学ぶべきことは多かった。最終的に,私もチャンスに思いっきり飛び込むという事を大事にしたいと思った。