「本を読む人だけが手にするもの」読書の意義を格上げ【要点まとめ・レビュー】
本を読む人だけが手にするもの 藤原和博 著
【感想】
私はこれまでほとんど本を読んでこなかった部類である。しかし、今になってようやく本を読むようになり、少しずつですが本を読む事の良さを感じてきています。本書を読む事で今後さらに読書の良さを実感しながら快く読書ができると思う。
昔はみんな一緒が幸せであったが、今の時代は一人一人が幸福論を描く必要がある。そんな中、読書をするだけで10分の1の人間になれるという事は印象的であった。今後の人間にはは、レゴブロックのように自分で人生を組み立てていく情報編集能力を高めることが重要である。この情報処理能力を高める上での有効な手段が読書である。読書は他人の脳のかけらを繋げて自分の脳を拡張する事である。この感覚は非常に納得である。拡張により複眼的思考に繋がり、読書を続けることでアンテナが高度になり、さらに他者の脳のかけらが繋がりやすくなるという好循環に入る。私も読書によって、少しずつ他者の視点の考えを持てるようになってきている気がしている。本書を読んでさらに意識的になる事で自分のアンテナも広げたい。他にも情報編集能力を高める上で、遊びや旅も重要な手段と書かれており、自分の好きなように織り交ぜながら生きていくのが良いと感じる。