シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

「アウトプット大全」最強のアウトプット特化本!【要点まとめ・レビュー】

学びを結果に変えるアウトプット大全 樺沢紫苑 (著)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
満足度 ★★★★★

読書をしていく中で僕が思うようになったことは,

「あまり本の内容を覚えていないのはアウトプットが少ないからではないか!いっぱい読んだ所でアウトプットしないと何も変わんない!」

という事です。多くの方がこの考えに行きつくのではないかと思います。ブログを始めたのもこの考えが大きいです。そこで,今回は「アウトプット」に特化した本書について紹介します。

【本書内容】

著者は,精神科医の樺沢さんで,著者自身がメルマガやYoutubeなど凄まじい数のアウトプットをこなしながら,通常の人の3倍以上楽しむ時間も作っている。本書では,まずアウトプットの効果・重要性について記載しており,その後具体的なアウトプットの例,アウトプットの始め方について記載している。

【感想】

成長のためのインプットとアウトプットの黄金比は3:7であり,平均的な人間は7:3であることが多い。私も,インプットばかりでアウトプットが全然できていない部類に当てはまるので不安に感じた。2週間に3回アウトプットをしないと,記憶には残らないとも書かれており,もっとアウトプットを増やして成長を促したいと思った。私が自分の考えをクリアにするのに参考にしたいと感じた内容は,成長とは短所克服」「長所進展」の2つに分けられるということだ。この2つへの意識は,やりたいことの明確化に役立つと感じた。また,記憶に残る,現実が変わるなど,様々なのアウトプットのメリットも記載されており,インプットとアウトプット,そしてフィードバックのサイクルを続けていくことは自己成長のためには非常に重要であると感じた。本書では,話し方,書き方,行動の仕方の3つについて論じられており,非常に多くのメソッドに加えて,裏付けもしっかりしており,真似してしてみようかなと思う内容も得やすかった。最後には,アウトプット力を鍛えるためのトレーニング法も記載されており、具体的であるため,多くの人がアウトプットのために一歩踏み出すための有効な手助けとなっていると思う。今後アウトプットを増やしたいと思った時に,本書を見返して何か活かせるものがないか探すだろうな,そう思える一冊でした。