シンリード@理系読書

理系大学院生による書評と読書感想文

「"すぐやる人"と"やれない人"の習慣」やれない人に当てはまってませんか【要点まとめ・レビュー】

 「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 塚本 亮 著

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 (アスカビジネス)
満足度 ★★★☆☆

筆者は元々偏差値30くらいの問題児だったのに、そこから本書を出すレベルまでに至ったということは驚きである。

【感想】

 すぐやる人は自分を動かす仕組み作りができている。仕組みは意志×環境×感情で作られている。本書ではすぐやる人とやらない人を比べながら読む事ができ,やったほうが良いメソッドが導き出せると思う。私が印象的であった事は、カクテルパーティ効果やライバルを応援する姿勢,選択肢を3つ用意してあげるということ。また,自分からアクションを起こして初頭効果を利用していることも納得であった。他にも目的と目標の違いなど興味深い内容は多かった。

さらにいくつかの本を読んでいく中で共通していると感じる事は,書き出して頭の中を客観視するということと、目の前の今できる事に集中すること。さらには「なんで分からないのか」でなく「どうすればできるのか」という良い質問を自分に投げかけていること。すぐにでも実践して自分の意志で動く時間を増やしていきたい。

筆者が心理学に強いこともあって,全体的にDaiGoさんの本に似た感覚で読む事ができて面白いと思います!